Part 1:
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久保田 一竹の展示会へはじめて行ったときは、すべてを見るには時間が足りなかったので 、もう一度そこに行きました。
1.
ホールで久保田 一竹に関する映画が上映されました。彼は、自分の長く創造的な道について話していました。
彼は、独立したマスターとしてもう20歳から働いていたのに、貧困のうちに暮らしていました。 昔見た布に古い「辻ヶ花」という技術で書いてあった模様が一生の彼のインスピレーション源でした。その昔の技術を復活しようとしました。しかし、期待していた結果は、 60歳になったとき得ることが出来ました。
また、彼の作品に影響を与えた経験は三年間のシベリア抑留です。シベリアに見た夕日はコレクションの主要な要素になっています。
2.
コレクションを見ていたとき、素晴らしいだと思っていました。しかし 私の心はその時、落ち着きがありませんでした。 作品から雄大な穏やかさが出ていました。 でもいろいろなことを心配した私は、コレクションを見ることにはよく集中できませんでした。
それぞれの着物を撮影し始めました。写真撮影をすることで作品に集中出来ると考えていましたが
その過程は、まもなく機械的になりました。そのことを楽しんでいませんでした。
3.
小さなテーブルの上のゲストブックのそばに展示会について雑誌がありました。
ページを繰って、着物の写真を見ました。
何着の着物は、一緒に並んでいて、全体的な景色を作りました。私はその写真から目を上げて私の目の前に並んでいる着物を見ました。 もう少しで泣くところでした。雑誌で見たその素晴らしい景色を見ることができました。 その景色が綺麗で、すてきな夢を見ているようでした。
どうしてその前にその絵を見ることができなかっただろうか。私は本当にだめだなぁ。
それぞれの着物は、自分の説明と名称があるので個別の作品として見られます。 実際には、絵の一部です。
私は、感動しました。
秋の景色は、冬の景色に徐々に代わっていました。 師匠は、春と夏の柄の着物も作ろうとしましたが、つくることができませんでした。久保田 一竹は2003年に亡くなりましたから。
* これらの二つの着物の間にある椅子に付き人が座っていました。
これは、全体を有機なので、 この所には、付き人が可笑しく見えました。
4.
彼が作品の中でこだわったのは、光を表現するということでした。秋の金色の輝きから冬の雪の輝きまで。 彼のコレクションは、光のシンフォニーと言います。
彼は、目指した通り、光を表すことができたと思います。 今はその光は、サンクト・ペテルブルグまで届いているのですね。私の心 にも届きました。
5.
シベリアで過ごしていた三年は、厳しかったですね。
夕焼けを見ることが、唯一の喜びだったそうです。 彼は、そんなひどい場所でも綺麗なものを見つけました。 そのおかげで、希望を保つことができました。
私のブログを訪れてくれてありがとう!
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