28 Apr 2013

聖母被昇天正教会 (Church of the Assumption of the Blessed Virgin Mary)

Lieutenant Schmidt Embankment, 27

聖母被昇天正教会は聖イサーク大聖堂からネヴァ河の対岸にあります。

1897年にロシアの建築家ヴァシリー・コスヤノフによって建てられました。この教会は観光客にはあまり知られていないと思います。 でも、多くの歴史的なペテルブルグの建物と違ってそれは古いロシア様式で造られているので、おそらくそれを訪れるのは興味深いことでしょう。
内部の計画にあたって、建築家は信者の事を第一にしてずっと考えていました。それは教会の運命に強く影響を与えたと思います。その当時、大聖堂の内部には柱のある造りが一般的でした。その場合、教会に人々が多く集まると、柱で礼拝がよく見えないことがよくあります。建築家はそれを避けるために、どの席からでも礼拝がよく見えるように、柱がない内部構造を考え出しました。
 それは、特別な音響効果も生みだしました。
1933年に、新政府の命令で教会が閉鎖されました。他の多くの教会と同様に、倉庫として使用されました。60年代になって、柱がなく広い教会の空間の特徴を生かし、体育館として使用することが決定されました。 その中で、アイススケートが行われました。その当時、多くのフィギュアスケート選手がそこで練習していました。
1980年代に、教会は信者に戻されました。教会をアイススケートに使用したことで、内装などがひどく損傷されました。大規模な復旧工事が行われました。1991年からまた教会として公開されるようになりました。

 

2 comments:

  1. 素晴らしい建築ですね!復旧工事が大変だったでしょうね、、、この教会も次回ぜひ行ってみたいです。地下鉄の最寄駅はどこですか?  

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    1. こんにちは!この教会についても読んでいただいてありがとうございます!
      最寄駅はVasileostrovskayaですが、そこからも行くのは遠いです。
      でも、その教会はネヴァ川の堤防にあるので、堤防に沿って散歩すると、教会に来ます。
      ネヴァ川の堤防にあるエジプトのスフィンクスをご存知でしょうか。
      そこから教会がよく見えます。そこから近いです。

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